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(⚠️ネタバレ注意) 映画 記憶にございません!を観てきた

私は映画館内が笑いに溢れる映画を初めて観た。

この映画は一見面白いだけに見えたが、学べることがあった。






先日、友人に誘われ「記憶にございません!」という映画を観てきた。


私の隣に座っていた人も含め皆、
人目を憚らず大声で笑ってしまうほど
ユーモアと笑いのセンスがある映画だった。


映画のジャンルはコメディで
終始面白かった上に、キャストも豪華だった。


あまりにも内容が現実とかけ離れているのもあってか、観ていて飽きずワクワクする作品だと感じた。


主演の中井貴一さんの演技は素晴らしく、
黒田総理が記憶をなくして街を徘徊するシーンが繊細に演じられていて笑えた。



また、記憶をなくしたことをきっかけに人間的に成長しようと試みる総理の勇敢な姿には感動した。


記憶をなくす以前の総理は国民からの支持率はかなり低かった。


なぜなら、

女性軽視、口が悪い、国民のことより自分の利益を優先する…

など、以前の総理には国民に嫌われる要素がたくさんあった。


それを知った記憶をなくした総理は
子供の頃、つまり純粋な頃の記憶で止まっている。


なので、国民のことをきちんと考え自分の利益のみを求めることは良くないことだと思い、変わったのだ。




また、なんといっても、ディーン・フジオカさんが出てくるシーンがたくさんあって私得だった(笑)

スタイルが良いからか、スーツが映えていてスマートでカッコよかった…。




しかし、残念な点が1つだけ


最後は意外な結末で終わっていたのだが

無理やりオチをつけた感がにじみ出ているように感じられた。




また、疑問に思ったことが1つ


どのタイミングで記憶が戻ったのか?

ということだ。


記憶をなくした後、

"妻がタイプなんだ。"

"幸せにしたい。"

と宣言していたが、


"以前は浮気だらけで妻へのスキンシップなどは一切なかった"

と妻は言っていた。


実際には、
スキンシップなどがなかったどころか、浮気していたが…。


そこで、2択に絞ることができる。

1. 記憶がない状態の時に、妻をタイプだと思い
幸せにしたいとただ純粋に思ったのか?

2. 記憶が戻った状態で自分が成長する第一歩として妻といい関係を築くことを選んだのか?



どちらもあり得るが、私は後者だと信じたい。

なぜなら、

総理が、記憶をなくしたことをきっかけに
自ら成長したいと思った。

総理は変われる "きっかけ" を待っていた。

という方がこの映画が伝えたいことが分かるからだ。


どうしても国民の目がある以上、
変わりたいと思っても
そう簡単に急に変わることが難しかったのではないだろうか。


そう考えると、記憶をなくしたことは総理にとってチャンスだったということだ。


仮に前者だとすると、


総理は子供の頃の記憶の状態なので、この国を良くしなければならないと純粋に思い、行動に移した。

浮気は良くないとただ純粋に思い、愛人との関係を切った。

また、妻をタイプだと感じ幸せにしたいと純粋に思った。



と、ただただ純粋な子供心の話になってしまう気がするのだ。


つまり、
これらの行動は総理が改心したわけではなく、


"ただ記憶をなくしたことによる後遺症によるものでした。"

ということになってしまうのだ。


それではこの映画が伝えたいことが私にはいまいち見えてこない。

ただ、面白かったな、で終わる作品となってしまう。


なので、後者だと信じたい。



観客一体となって笑うことができるのみならず、感動するシーンもあったので是非一度劇場で観て欲しい作品だ。

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