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アリストテレスの幸福論

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幸福とは何か?

 

誰しも一度は考えたことがあるのではないだろうか。

幸福の形は人の数だけあるという意見もあるが、実は人間皆に共通するものもあるのだ。

 

 

 

アリストテレスの幸福論

 

アリストテレスは人生で徳を積むことが幸福の必要条件だと言った。

 

理性

人間の真理は理性に従って生きる事であり、その理性をもとに徳を積むことが幸福に繋がる。

目標をたて、意味のある、目的のある人生を送ることは価値あることである。

 

徳を積むのは難しい。なぜなら、いとも簡単に崩れるからだ。

ただ流されるままに生き、一瞬で悪徳に変わることは簡単なのだ。

 

アリストテレスの言う徳とは、意図的に道徳的な事をする行いのことである。

たまたま道徳的なことをしても、それは感情に起因したものであり、継続性や信頼性には欠けるのだ。

徳な行動だと自覚をして然るべき時に行動することで初めて徳が成り立つ。

 

徳の積み方

では、どのように意図的に徳を積めば良いのか。

 

まずは、徳とは何か理解する事だ。

先ほども言ったように、理性に従って自覚しつつ道徳的な行いをする。

 

その次に、それらを継続する。

一度でも悪徳なことをすれば、徳を積んだ生き方は崩れる。

なので、幸福の鍵は徳を積む生き方の継続だ。

 

友人

アリストテレスは最も重要な徳の一つとして友情を上げている。

徳のある友情とは、喜びと徳の両方を兼ね備えた最も楽しいものである。

幸福とは、人生全体を通じて、必ずしも目先の快楽ではなく、「より大きな善」を選択することである。

 

 

 

特に加えて、幸福になるには財も必要である。

 

皆、幸福の理由は何かと聞かれれば、お金や名声、美貌など思いつくのではないだろうか。

これらは財に分類される。

 

生命や保健、美貌などの身体の財は幸福の必要条件である。

富、友人、名誉などの外的財は、徳の高い良い生活を促進したり満す装飾品である。

 

もちろん、財があるに越したことはないが、徳があることが前提条件である。

財があっても徳がないと簡単に不幸になってしまうので注意が必要だ。

 

 

過剰と不足のバランス

 

幸福は生涯の目標であり、合理的な反省に基づくものである。

過剰と不足のバランスを達成するために、人は徳、例えば、寛大さ、正義、友情などを発揮する。

幸福は、私たちの理性的な能力を満たすために、知的な考えを必要とするのだ。

 

 

まとめ

 

理性を軸に目標のある人生を送ることが幸福である。

世の中には理性を忘れる、または欠いた人間がいる。

それはなぜか。

悪徳な生き方に満足してしまっているからだ。

満足は成長を拒み、幸せを遠ざける。

SNSのキラキラで得た幸せは継続しない。

 

アリストテレスの言わんとしたことは現代にこそ必要な教えである。

 

 

 

 

 

 

 

 

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