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個と団体 意識の重要性

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日本人の特徴の一つに集団意識が強いというものがある。

これは、個よりも団体、つまり皆を重要視しており何をする際にも皆を意識することだ。

 

 

日本人の特徴

 

日本人はあなたはこの芸能人を好きか?と問われると

答える前にまず皆の意見を知りたがる。

 

「この人はどのくらい有名なの?」「この人はとても人気なの?」

 

と、皆はこの芸能人をどう思っているかどうかをファーストステップとして確認するのだ。

 

好きなら好き、知らないなら知らない、苦手なら苦手と答えれば良いものの

 

どうしてもまず皆の意見を気にしてしまう。

 

個人的見解

私個人の意見としてはこの思考はかなり危険である。

なぜなら、個人を蔑ろにする風潮を創り出すことで

皆の意見に合わせなければならないと感じる人が出てくるからだ。 

 

自分の意見を封じ込む、自分に嘘をつくということは

"個の破滅" への第一歩だと考える。

 

根源

この思考は義務教育時代に培われたものであると考察できる。

連帯責任、クラスで力を合わせる数々の行事、横並び教育…。

もうすでにあの頃から個が失われていた、またはその風潮があったと感じるのだ。

 

クラスで誰かが悪さをすれば、ホームルームでクラスメイト全員が残らされ先生の尋問が始まる。

誰も名乗らなければ皆まとめて怒られる。

早く帰りたいな…などと思いながら変に目立たぬよう気をつけつつ、早く犯人名乗り出てくれと願いつつ

時間が過ぎるのをただただ待つ。

 

あの時間、何だったんだろうか?

 

誰がやったのか皆の前で聞くのはわかる。

 

しかし、連帯責任と言わんばかりに皆に対して怒るのは合理的ではない。

まるで皆のうち一人が悪さしてはいけないのは皆に迷惑がかかるからだと教え込むみたいに…。

 

ホームルームでこのような時間を過ごした経験がある者は、団体を気にして生きるようになるのではないだろうか。

誰かが悪さしたら自分の責任にもなりかねないと考え

皆に良い子であることを強要するようになるのだ。

 

 

連帯責任教育の穴

 

たしかに、団体の存在は悪さをしてはいけない理由の一つになり得るかもしれない。

しかし、一番大事な理由はそこにはない。

 

あるべき教育の姿

皆に迷惑をかけるから悪さをしてはいけないと教えたならば、きっとその子は

「一人である時は悪さをしても良いんだ!」

となる。

 

もっと教えるべき大切なことがあるはずだ。

 

例えば

"自分が悪いとわかった上で悪い行いをするということは自分を裏切るということ"

とか。

自分のした行いは皆の責任ではなくあなた自身の責任であり、問題なのだ。

 

こう教えれば少しは個と向き合い、重んじる国になっていただろう。

 

教室という特殊な空間

皆で同じ事をして、同じような価値観を持ち、同じゴールを目指すことで

先生が示す道から外れぬよう、先生に怒られぬよう団体を正す。

これが学級委員長の役割。

 

クラスメイト達が、これは学校の中だけの話だとわかっているのであれば問題はない。

 

しかし、現状わかっていない人が多数いるのだ。

 

そして、卒業後も教室でのテンションでオフィスにいる人が多い。

 

「あの子は私たちとこう違う。」「あの子はこの団体に馴染んでいない。」

 

自分に危害が及んだわけでもないのに愚痴を言う。もう先生はいないのに。

 

行き過ぎた団体意識の弊害

これは過剰に強い団体意識からくるのではないだろうか。

個の大切さを想う気持ちを教室に忘れてきたのだ。

 

団体と向き合うその時間、個と向き合えば自分磨きにつながる。

その結果、団体がより良いものになるのであって

決して団体を重んじてばかりでは良いものは作られない。

 

 

教育のこれから

 

誰かが我慢を強いられ、自分らしさを失い、皆の偶像である団体に個を差し出す。

 

個の破滅の上に成り立つ団体など人が入れ替わり脆いものとなり

継続性を失った信頼度の低いものになる。

 

それを防ぐためには

個を鍛える教育にシフトチェンジすることが

義務教育を終えた我々に残された唯一の救いである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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